漢方芍薬堂(赤穂郡上郡町) の日記
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タンポポ
2018.03.25
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生薬名 補公英 キク科
和名 多牟保保
「本草綱目」には
主治:「婦人の乳廱、水腫には煮汁を飲んで、また、これで封ずれば立ちどころに消す」
「食毒を解し、滞氣を散じ、熱毒を化し、悪腫、結核丁腫を消す」
「本朝食鑑」には
「一切の熱毒、悪瘡、悪刺によい。水腫を逐い、婦人の乳廱を治す。あるいは足の少陰、腎経の君薬である」
漢方薬では、補公英湯があるが、一般用漢方処方としては認められておらず、
補公英が配合された類似処方があります。
現在では、在来種のタンポポより外来種の西洋タンポポの方を多く見かけます。
セイヨウタンポポは、ヨーロッパでは、国によっては薬局方に収載されている
身近な薬用植物で
日本では「ダンデリオン」として、ハーブ扱いで、漢方芍薬堂の養生茶にも使用しています。
撮影場所:岡山県牛窓