漢方芍薬堂(赤穂郡上郡町) の日記
-
辛味の食べ物 薬膳カレー
2017.11.16
-
スパイスと塩で作る本格的薬膳カレーを作った。
付け合わせのラッキョウ漬けに枸杞子を加えた。
鶏肉は・・・甘・温 脾経に入る
滋養強壮、体力回復を助け、スパイスと組み合わせることにより
脾胃を温め、消化機能を高め全身の血行を良くする。
皮付きの鶏肉を使うことで美肌に良いコラーゲンもとれる。
基本のスパイス・・・カルダモン、桂皮、丁字(全てホールタイプ)
パウダースパイス・・・ターメリック、ガラムマサラ、チリパウダー、コリアンダー、
クミン
下準備・・・チキンは、ヨーグルトと塩と上記のパウダースパイスで半日漬け込む。
※カルダモン・・・脂肪分を分解して消化を促進、香りは不安やストレス解消に良い
※丁子・・・・・・少量で大きな効果を発揮する強い芳香性成分、健胃や消化促進
※桂皮・・・・・・清涼感と甘い香りを持つスパイス、血行や胃腸の調子を整える。
肉の臭みを消す
※ターメリック・・血行促進、解毒、肝機能の強化
※チリパウダー・・食欲増進、栄養素の吸収を助ける。また発汗を促す
※コリアンダー・・消化促進、鎮静作用
※クミン・・・・・消化促進し腸内のガスを解消、解毒
辛味の食べ物(五行説が教える未病を治す調理の原則)
辛味(スパイス)は、肺、大腸を補い、脾、胃の働きを助け、腎、膀胱の
働きを活発にし、心、小腸に有益に作用する。
中を温め、気を発散する働きがある。
辛味(スパイス)の食べ物には、必ず酸味の食べ物を添えること。
(ここではラッキョウ漬け)肝機能の保護に枸杞子を加えた。
漢方芍薬堂(神戸市・明石市)